このたびは、「ふくい桜マラソン2025」にエントリーいただき、誠にありがとうございます。
3月30日(日)の開催日は、気温が4~7℃と低いことが予想され、低体温症になる可能性が普段より高まります。
当日は、以下の低体温症対策に気を付けていただき、ご参加いただきますようお願いいたします。
【低体温症とは】
体の内側の温度である深部体温が35℃未満となることです。体温計で35℃をきると低体温になる状態で、手や足だけでなくお腹のあたりを触れると冷たく感じます。体の内部まで冷え切ってしまい、重症になると昏睡状態から死亡につながる病気です。
【低体温症対策について】
レース中の冷たい雨や風により、汗が冷えることで、低体温症に陥りやすくなります。
レース中、体温が上昇したり、逆に雨風で急激に冷え込んだりすることへの対策として、ネックウォーマーやグローブ、アームカバーなど着脱しやすい服装がオススメです。
また、レース中、体を冷やさないため、首すじ、手の甲、手首、さらには頰、太もも、おなかなど、皮膚から血管が見えるような部位に、手袋やローションなどで寒さから体を守り、撥水性と保温性を高めることで、冷えた血液が循環することを防ぐことができます。
ウェアについては、汗を吸って乾きにくい綿製を避け、速乾性のあるポリエステル製等の着用をオススメします。また、撥水性の高いインナーは汗を通し、保温力も高いため、冷たい雨の場合には望ましいです。
雨や寒さ対策として、アスリートビブスが見える、透明なポンチョタイプの雨カッパの着用も効果的です。なお、走行中に雨カッパ等を捨てる場合は、コース沿道の主催者が設置したゴミ箱(第1エイド付近5.4㎞付近)に捨ててください。そのほか、当日使うアイテムに防水スプレーをかけておくのも安心です。
レース中のエネルギー切れにより、ペースダウンが生じると内燃機関の活動が低下し「低体温症」の可能性が高まります。エネルギー切れを防ぐため、コースの途中で提供される給食で糖質補給を十分に行い、深部体温の低下を防ぐことを心掛けましょう。また、エネルギーを補給するため、ご自身で、ジェルなどの補給食を携帯するとさらに安心です。
走っている最中に脱水症状になってしまった場合、低体温症のリスクも高まります。気温が低いレース環境においては、ご自身が想定しているより、脱水になる場合があります。コース上に設置している給水所を利用し、しっかりと水分補給をしていただきますようお願いします。
当日は、体調に十分留意し、ご参加をお願いします。また、万が一、走行中に気分不良や低体温症などの症状が出た場合、ご自身の生命を守るため、直ちにレースをやめてコース端に移動し、お近くの大会運営スタッフにお声がけください。