日本陸上競技連盟

ふくい桜マラソン
開催まであと

STEP3 フルマラソンに挑戦しよう

レース直前 3月 フルマラソンにチャレンジ

いよいよ目標レースである「ふくい桜マラソン」です。これまでのトレーニング状況はいかがでしょうか。

頑張るトレーニングは、本番の3週間前まで、それ以降は徐々に走る距離を減らして、疲労をとり、できるだけ元気な状態でスタートラインに立てるよう「調整」していきます。
ただし、トレーニングを全く行わなくなると、疲労は抜けるかもしれませんが、せっかく鍛えた筋力や心肺機能も落ちてしまいます。
この時期のポイントは「走る距離」は徐々に減らし、走るスピードは維持する、です。

具体的には、週に1回行う長く走るトレーニングは

【3週間前】 25〜30km ※一番頑張る練習
【2週間前】 15〜20km
【1週間前】 10km

というように、走る距離を徐々に減らします。また週に1回行う少し速いペースのトレーニングは、これまでと変わらずしっかり行います。筋トレもレースの一週間前までは続けましょう。このようにトレーニングを行うことで、疲労を取りながら、走力を維持して、本番を迎えます。

また、フルマラソンではとても多くのエネルギーが必要となります。レースの3日ほど前からはエネルギーとなる炭水化物(ごはんやうどんなど)を多めに食べ、レース中はジェル等でエネルギー補給を行い、万全の状況でレースに臨みましょう。

直前の食事
レース中のエネルギー補給
Column
ふくい桜マラソンコース解説

どの辺りに坂があるか、風向きによってはどこか追い風になるのか等、コースを把握することで、不安なく当日を迎えられるよう準備しておきましょう。またコースの見どころ(名所や、ご当地給食、応援など)も事前に調べておくと、走るモチベーションになりますね。
ベストパフォーマンスが発揮できる「イーブンペース(前半と後半を同じタイム)で走る」ことを目標・前提に、コースのアップダウンや、各地点での注意点を解説します。

【スタート~10km】

福井駅を背中にしてスタート! スタート直後は混雑するので、接触や転倒に注意しましょう。
1km付近で「さくら通り」を通過。両側に咲く桜を眺めながら走りましょう。
5kmまでに10か所のカーブがあります。ロスが少なくなるよう安全な範囲で内側を通りましょう。ただし内側は混雑するので要注意。
3km付近からは新幹線と並行する形で北上します。北風の場合は向かい風になりますので、他のランナーの力も借りながら走りましょう。
7km過ぎには新幹線併用橋の新九頭竜橋!
8km過ぎに上り下りがありますが、そのほかはフラットなコースです。速くなりすぎないよう、ペースをチェックしながら走りましょう。
ジェルを3本持って走る場合は、10km付近で1本目を補給しましょう。

【10km~20km】

15kmまでは北に向かい、20kmまでは南下します。引き続き平坦なコースが続きます。徐々に混雑もなくなり走りやすくなりますが、まだまだ前半! ペースは速くならないように、ゆったりと走りましょう。
15km付近には北陸唯一の現存天守・丸岡城。
16km~20km手前まではコース唯一の他のランナーとすれ違うエリア、声を掛け合い力をもらいましょう。20km付近でジェル2本目を補給します。

【20km~30km】

引き続きフラットなコースが続きます。頑張るのは30kmから! それまではペースが速くならないよう、肩を回したり呼吸を大きめに吐いたりして、リラックスを心がけましょう。23km~26kmに細かいアップダウンがありますが、頑張りすぎず、上りは体の軸を前に倒して推進力を維持します。
3本目のジェルは30km付近で補給しましょう。

【30km~フィニッシュ】

このコースのポイントは30km~35kmのアップダウンです。「よし、ここから頑張ろう!」と思える位体力が残っていれば、最後までしっかり走り切れるはず。そのためにも前半は余裕を持って走りましょう。
35km過ぎ~40km手前までは平坦ですので、ペースを維持、もしくは少し上げることができれば、多くのランナーを抜くことができるはず!
35kmあたりには狐川の桜並木、37km付近には100mで初めて10秒を切る記録が誕生した9.98スタジアムを通過します。
40km以降にもアップダウンはありますが、それほど急ではありません。応援からパワーをもらい、最後の力を振り絞ってフィニッシュを目指します。
41km付近、足羽川の桜並木を通過して、フルマラソンのフィニッシュ!最後は両手を広げて最高の笑顔でフィニッシュしましょう。

<コース図 / 高低図はこちらから>

https://www.fukui-sakura-marathon.jp/about/course/