日本陸上競技連盟JMC
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ふくい桜マラソン
開幕まであと

STEP4 フルマラソンに挑戦しよう

レース1カ月前 2024年2月 最後の追い込み!本番を想定したロング走

これまでのトレーニングやハーフマラソンのレースなどで、目標タイムは設定できているかと思います。目標レースまで残り2カ月となるこの時期は一番トレーニングを頑張って、走力アップを目指す「鍛錬期」となります。

その中でも重要な練習「本番を想定したロング走・25〜30km」をこの時期に行いましょう。


  • 本番と同じ時間にスタートする → 本番を想定して起きる、朝食をとる、準備をする
  • 本番と同じウェアやシューズで走る → マメができたなどトラブルがあった場合は残り期間で対処、ウェストポーチの揺れ具合などもチェック
  • 本番と同じグッズを使う → ジェルを10km、20kmでとる、味や食べやすさのチェック
  • 本番と同じペースで走る → 走力チェック、余裕がある場合は目標タイムをアップ、走り切れない場合は目標タイムを見直し

フルマラソンが走り切れるか心配だから、本番と同じ距離42.195kmを走った方がいいですか?と質問を受けることがあります。
もちろん走り切れたら自信になりますが、42.195kmを走る負担、それによるケガのリスクが高くなります。練習でフルマラソンの距離を走る必要はありません。その分、速く走るトレーニング、ゆっくり長く走るトレーニングをケガなく継続しましょう。継続したトレーニングを行うことが、本番での目標達成につながります。

Column
目標タイム・ペース配分を考えよう

レースまで残り1カ月!これまでのトレーニングを振り返り、目標タイムやペース配分を改めて考えましょう。

【目標タイムについて】

予定通りトレーニングができた方は、目標タイムも予定通りでいいですが、ケガや体調不良でトレーニングが継続してできなかった、できていたが疲れで体が重い、体調が良くない、当日の天候が悪条件の場合などは、目標タイムを少し下げましょう。また予定通り以上のトレーニングができた方は、目標を上方修正することももちろん大切です。

【ペース配分について】

ベストパフォーマンスが発揮できる「イーブンペース」を目指しましょう。多くのランナーは、前半速いペースで走り後半ペースダウンする「オーバーペース」で走ってしまいます。イーブンペースで走ることで、前半は少し抜かれるかもしれませんが、20km以降は誰にも抜かれずに、500人を抜いてゴールした!ということも。そのためにも、前半は速くならないよう、目標タイムに合わせたペースで走りましょう。

【サブ3目標】
1km4分15秒ペース/5kmを21分~21分30秒位
【サブ4目標】
1km5分30~40秒ペース/5kmを27分30秒~28分位
【完走目標】
1km7分~8分ペース/5kmを35分~40分位

今までのレースでの反省を活かし、かつ、現在の自分に合った目標設定を行い、ペースをコントロールして走ることで、今の状態でのベストパフォーマンスを発揮することにつながります。