不整地(クロスカントリーコース)でのトレーニングで、体幹部・脚筋力アップを目指しましょう。これからの暑い時期は、負荷の高くなるコースを走ることで、トレーニング時間を短縮することもできます。
安定したアスファルトなどの舗装路ではなく、不安定な不整地を走るため、細かい筋肉を使ったり、地面が柔らかく反発を受けにくい分、自然と反発を受けやすい姿勢を作ったり、効率的な着地をしやすくなります。木の根っこなどを越えなければならない場合は、股関節周りの筋肉も使うので自然と鍛えられ、使えるようになります。
不整地を繰り返し走ることによって、無意識に強化の動きを行うことができ、自然と効率よいフォームに、徐々に近づいていきます。木陰が多いコースがとりやすいのも、これからの暑い時期は有効です。
また、反発が少ない、走りにくい分、走るスピードも遅くなりますので、ペースは意識しすぎずに行いましょう。
気温の高い中でのトレーニングはとても過酷です。早朝や夜の比較的涼しい時間に走る、木陰の多いクロカンコースでトレーニングする等の工夫も必要です。また、首の日よけガード付きのキャップを被る、ネッククーラーを巻く、保冷剤などを手に持つなどして、パフォーマンスを下げにくくしましょう。
それでも暑さによるダメージは必ずあります。「スピード」と「距離」両方を強化するトレーニングだと、暑さのため疲労が蓄積します。「スピード」は維持・強化して、「距離」は減らす・頑張らないことで、負荷をコントロールしましょう。
暑い時期は「スピード」を維持・強化することで筋力・心肺機能を維持・強化を目指します。
長時間のラン時は日よけガードがより効果的です。
首の両脇にある太い血管を冷やし体温上昇を抑えます。
手に持つことで深部体温の上昇を抑えます。
吸湿速乾性の高いウェアで走ることで、汗を速く蒸発させます。汗は蒸発する時に体から熱を奪い、体温上昇を抑えます。
日よけガードつきキャップ
ネッククーラー
保冷剤