いよいよハーフマラソンにチャレンジします。フルマラソンの半分の距離、21.0975kmを走ります。これまでのトレーニングがしっかりと行えていれば、確実に走り切れるはずです。できれば最後までペースダウンせずに走り切れるように、前半のペースを気を付けながら走りましょう。
レースになると、他のランナーもいるので、どうしても速いペースになってしまい、後半ペースダウン、もしくは歩いてしまう方もいます。前半速いペースでタイムの「貯金」をしても、後半ペースダウンしてしまうと大きな「借金」にしかなりません。前半の10kmまでは十分に余裕のあるペースで、10kmを過ぎてまだまだ余力があるようなら、少しペースアップしてみましょう。本当に頑張るのは15kmを過ぎてからでOKです。
6月は晴れるとかなり暑くなることも。水分補給にも気をつけましょう。のどが渇いてからだと、すでに脱水状態の可能性も。レース中の水分補給はきつく感じてしまい、飲みたくないかもしれませんが、気温が高い時は前半からこまめにとるようにしましょう。
また、レース前の準備や、会場に到着してからスタートするまでの流れなどを体験しておきましょう。目標レースである「ふくい桜マラソン」で焦らずにしっかりとパフォーマンスが発揮できるよう、さまざまな経験を積んでいきましょう。
シューズやウェアなどレース出場のために必要なグッズ等を準備し、万全の状態でレースに臨みましょう。
トレーニングで使用しているもので!新品はNG、新しくおろしたシューズで走る場合は、レースの3週間前には練習で使いましょう。走ってみて、かかとの履き心地やサイズのチェック、擦れないか、マメができないかなどを確認します。トラブルがある場合はこれまで履いていたシューズを使う、違うシューズを準備するなど、対応します。
走りやすいか、身体が擦れないか等をチェックしましょう。天候、気温に合わせたウェアを選びましょう。そのためにも普段の練習時から、その日の天気、気温を確認しましょう。
スマホやサプリメントなどを入れて走ります。練習で使っていない場合、走りにくいと感じる場合もあります。練習時にも、本番と同じものを持って走る日も作って慣れておきましょう。
レース時のペースを確認するために、1km毎のタイムを計測する方法を練習でマスターしておきましょう。
大会のホームページ等で、大会の受付や場所、スケジュール、ナンバーカード等を確認しましょう。ナンバーカードは事前に送られてくる場合と、現地で受け取る場合があります。計測チップはナンバーカードについているタイプと、シューズに着けるタイプがあります。
スタート時間や受付時間、移動にかかる時間を想定して、起床・朝食・電車の時間をあらかじめ計画しましょう。都市型の大きな大会では、会場での混雑も予想されます。余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
このようにレースに向けての準備をしっかりと行うことで、練習の成果をより発揮できる状況を作ります。