ペース感覚を養うために「ペース走」にチャレンジしてみましょう。最初から最後まで一定のペースで走るトレーニングです。ランニングの競技特性は「走る距離」と「走るペース」です。この二つをコントロールして42.195kmを目標タイムで走り切ることを目指します。
例えば、【5km】5’30/km 【10km】6’00/km 【15km】7’00/km
というように、距離を変えても最後まで一定のペースで走り切れるようにトレーニングしてみましょう。自分がどれくらいのペースだと、何km走れるのかを把握することも、レースで自身のパフォーマンスを発揮するのには大切です。
普段からウォッチやアプリで走る距離、ペースを意識していくと、徐々に「ペース感覚」は身についていきます。
ウォームアップやクールダウンをほとんど行わず、その分走る時間に充てることで、走る距離が増え、負荷が高くなり、走力向上に繋がるかもしれません。
ただし、ウォームアップやクールダウンを行うことで1回の走る距離は少し短くなるかもしれませんが、①~④のようにより効果的なトレーニングを行うことができます。そして半年後、1年後のレースに向けては継続したトレーニングを行うことができ、目標達成に繋がると考えます。
動的ストレッチ等のエクササイズを行い、ランニングで大切な筋肉に刺激を入れる=動きがスムーズになる
ウォームアップを行わなかった場合よりも良い動きで走れる=速く走れるor楽に走れる、ランニングで使う筋肉が鍛えられる
ウォーキングや静的ストレッチ等を行い、疲労した筋肉を回復しやすい状態にする=次回のトレーニングがスムーズに行える
適切な食事、入浴、睡眠等で回復をより早める
【食事】
ハードなトレーニング後食事までの時間が空いてしまう場合は、早い回復のためにも30~1時間以内に「糖質」と「タンパク質」を軽くとりましょう。
例:おにぎり+ゆで卵、バナナ+プロテイン、など
【入浴】
心身ともリラックス、疲れた体を休めましょう。温浴効果で、血行促進、筋肉の柔軟性向上、疲労回復の効果があります。眠る1~2時間前にお風呂に入ることで、スムーズな入眠につなげます。
【睡眠】
なかなか時間を確保するのが厳しい方もいるかもしれませんが、疲れている日は30分長く睡眠時間を確保するなど、工夫しましょう。毎日同じ時間に起きる、朝の太陽の光を浴びる、寝る1時間前からスマホを見ない、なども睡眠の質を高めるポイントです。